『100日後に死ぬワニ』と『三四郎』の共通点
こんにちは。syamu好きです。タイトルの通り、『100日後に死ぬワニ』と『三四郎』に共通点を感じたので投稿します。
100日後に死ぬワニ(第一話)
「100日後に死ぬワニ」 pic.twitter.com/RUblRfVWTs
— きくちゆうき (@yuukikikuchi) 2019年12月12日
この記事を読む前に一応紹介しておきます。Twitterで大変な話題を博した4コマ漫画で、タイトルの通りワニが100日で死にます。また1日で1話投稿されるため現実世界でも100日で死ぬことになります。
夏目漱石が書いた本ですね。主人公の名前は三四郎でそれがそのまま本の題名になっています。三四郎は五高を卒業して東京帝国大学に進学、熊本から東京に出てくるのですが、話はそこから始まります。
どちらも面白いので一読をすすめます。
共通点
- 主人公が年頃の男性
- 恋愛要素がある
- 劇中の時間軸が現実と同じ
- 主人公が年頃の男性
読者と等身大の主人公なので感情移入がしやすいですね。とくにワニに共感したりはありませんでしたがそのような効果は狙えると思います。
- 恋愛要素
恋愛、というより人との付き合い一般は人間の青年期に於ける主要な課題ですから、これが絡んでくるのは主人公が年頃な時点でまあ当たり前といえばそうなんですが、恋愛要素があることでワニの話の幅も広がったんじゃないですかね。『三四郎』はむしろ恋愛を媒介とした人間の自己本位性をテーマにしていると思うんですがそんなことはどうでもいいです。
- 劇中の時間軸が現実と同じ
この記事でもっとも書きたかったことはこれです。三四郎も新聞で連載されていた小説で、ワニは冬から春に書けてなのに対し、『三四郎』はむしろ秋ごろに連載されていたようなのですが、東京を舞台としてその時期折々の東京の観光スポット・享楽スポットに劇中の人物を登場させることで、連載当時の人は話により臨場感をもって楽しんだらしいです。「今、現実世界に三四郎がいるのだ」という一種のライブ感はワニのものと似ていると思います。ワニはそれによって注目をあつめましたからこのギミックはなかなかおもしろいですね
以上が『100日後に死ぬワニ』と『三四郎』の主要な共通点でした。記事に不備があればなんかまた
参考文献